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京都電子計算、エーアイスクエアのAI自動要約システムを自治体向けサービスとして提供へ

 京都電子計算株式会社と株式会社エーアイスクエアは12日、エーアイスクエアのAI要約サービス「QuickSummary」に関する利用許諾契約を締結したと発表した。これに伴い京都電子計算は、QuickSummaryに独自機能を追加し、「自治体向けAI要約サービス」として提供開始する。

 エーアイスクエアのQuickSummaryは、テキスト化された文書や対話内容から、重要なセンテンスやキーワードを抽出する自動要約システム。ニュースや論文、スピーチ、書籍といった、一定のテーマに沿って論理的に構成された文書であれば、ユーザーによる学習を行う必要もないという。一方で、コールセンター対応など業務特性により重要性が変わる場合は、教師データを与えることによりモデルの最適化が可能になるとした。

 今回提供される「自治体向けAI要約サービス」は、京都電子計算のクラウドソリューション「Cloud PARK」にてQuickSummaryを提供するもの。高いセキュリティレベルを求められる地方公共団体でも利用できるように、セキュリティ機能や運用サポート機能を新たに搭載し、LGWAN-ASPサービスとして提供する。

 なお、10月1日よりテストユーザー向けにサービスが開始され、一般ユーザーへのサービス提供は12月からを予定しているとのことだ。