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富士通FIP、LGWANに接続されたサービス環境を提供 自治体向けアプリの提供事業者に

 富士通エフ・アイ・ピー株式会社(以下、富士通FIP)は、自治体向けアプリケーションを開発・運用する事業者に向け、「LGWAN-ASP基盤サービス」を11月1日より販売開始すると発表した。価格は個別見積もり。

 「LGWAN-ASP基盤サービス」は、アプリケーションサービスをLGWAN(総合行政ネットワーク)上で提供するために必要となる、IaaS基盤と接続基盤を提供するサービス。

 自治体向けにアプリケ―ションやコンテンツをサービスとして提供するためには、LGWANへの接続とセキュリティ要件を満たした専用のサービス環境の構築が必要になるが、LGWANは高いセキュリティを維持するため、接続・構築にあたっては厳格な規定があり、データセンターなどの基盤やLGWANに対する高い知識が必要とされる、といった問題がある。

 そこで富士通FIPでは、これまでの実績やノウハウを生かし、最小限の初期投資と運用負担で、短期間でのサービス開始が可能となるサービスを提供するという。

 具体的には、まず、LGWAN-ASP専用のIaaS基盤を用意した。地方公共団体情報システム機構(J-LIS)の所定の審査を経て、LGWAN-ASPホスティングサービスとして接続された仮想サーバー環境のため、アプリケーション提供をしたい事業者は、短期間でLGWAN-ASPの規定に準拠したサービス環境を構築できるという。

 また、LGWAN上でアプリケーションサービスを提供するために必要となるLGWAN-ASP登録申請を実施するほか、アプリケーションに応じた必要なサーバーリソースを利用することで、LGWANに接続するASP環境を一から構築するよりも、設備投資や作業負担を軽減可能とした。なお、このクラウド環境は富士通グループの安全なデータセンターで運用されているとのこと。