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住友電工情報システムの企業向け検索システム「QuickSolution」、Box内のデータも検索可能に

 住友電工情報システム株式会社は29日、全文検索・情報活用システム「QuickSolution」において、クラウドストレージ「Box」に対応した新版「同 Ver.11.2」を発表した。9月2日より販売を開始する。

 QuickSolutionは、数百TB規模まで対応可能な、純国産の企業内検索ソフトウェア。ファイルサーバーに格納されたOfficeファイルやPDFファイルのみならず、Webサイト、データベース、グループウェア、文書管理システムなど、社内に点在するさまざまな情報を横断的に全文検索できるという。

 また、あいまい検索(類似検索)により、検索キーワードと完全に一致しなくても、保存されているドキュメントの中から類似する情報を検索可能。検索文の意味を理解するセマンティック検索によって、利用者の意図・目的に沿った検索を行えるとのこと。

 さらに、AIが自動提示する検索条件をクリックするだけで情報探しができる「Click Navi」、専門用語の同義語や類義語を含むシソーラス辞書(14種類)との連携を可能にする「シソーラス連携オプション」などの機能も提供されている。

 今回の新版では、自社でサーバーを持たずに、クラウドストレージを利用する企業が増えていることなどを考慮し、Boxに対してもAI検索やあいまい検索ができるオプション機能を搭載した。

 Box内のデータを、利用者の参照権限を継承して検索でき、AIを活用した高度な検索機能によって、組織内にあるファイルサーバーやWebサイトなどと横断的に検索することで、情報活用がよりいっそう促進できるとしている。