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住友電工情報システム、全文検索・情報活用システム新版「QuickSolution Ver.11.1」を販売

 住友電工情報システム株式会社は、AIによる文書分類機能を搭載し、Office 365(SharePoint Online)との連携を強化した全文検索・情報活用システム「QuickSolution Ver.11.1」を3月1日に販売開始する。

 QuickSolutionは、数百TBの規模までフルレンジ対応した、純国産のエンタープライズサーチ。OfficeファイルやPDF、ウェブサイト、Notesなどのグループウェアやデータベースまで、社内に点在する情報を横断的に全文検索できる。

 最新版のQuickSolution Ver.11.1では、機械学習(教師あり学習)によるテキスト分類技術を応用した、文書の自動分類機能をオプションとして新たに搭載。事前に学習データを与えることにより、分析対象をいくつかの分類に仕分けることができる。

 学習データや分析対象として、QuickSolutionで取り扱う検索対象(ファイルサーバー、ウェブサイト、Notes、データベース、Office 365など)の情報が利用可能。また、機械学習による分類に加えて、特定のルール(指定キーワードを含むなど)による分類も併用でき、管理者の狙い通りに仕分けやすくなる。

 これにより、機密文書のサンプルを学習させてから社内のファイルサーバーやOffice 365などに格納した文書を分類することで、機密文書がファイルサーバーなどに誤って流出していないかをチェックすることができる。また、蓄積した問い合わせ情報を分野別、難易度別、対応担当者別などに分類し、タグ付けすることで、ヘルプデスクなどの業務で過去の問い合わせを検索・活用しやすくなるとしている。

 このほか新機能としては、Office 365(SharePoint Online)との連携強化(オプション)、ウェブクローラーの改善、RDB連携対象データの追加などを行っている。