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Dropbox、最大100GBのファイルを容易に送信できる「Dropbox Transfer」ベータ版

 Dropbox Japan株式会社は10日、クラウドストレージを中心としたコラボレーション基盤「Dropbox」において、大容量ファイルを容易に送信できる機能「Dropbox Transfer」のベータ版を提供開始したと発表した。

 Dropbox Transferは、最大100GBのファイルを数クリックの簡単操作で送信できる機能で、PCにあるファイルをドラッグ&ドロップでアップロードし相手に送信することが可能。すでにDropboxに保存されているファイルなら、アップロードの手間も不要という。

 具体的には、送りたいファイルを指定するとリンクが生成され、このリンクを相手に渡すだけで送信が完了する。このリンクは、Dropboxアカウントを持っていないユーザーにも渡すことが可能で、Dropbox Transferで自動的に作成されるメールによって送ることもできる。

 また、パスワードと有効期限を設定する機能も用意されており、リンクを送信した後でもパスワードの追加、変更、削除、有効期限の設定・変更を行えるとした。なお、不要な編集を防止するためにファイルのコピーを送信するため、元のファイルにアクセスされることはない。

 加えて、相手がファイルを受け取ったかどうかを確認できるダウンロード通知機能や、ファイルがダウンロードされた回数を示す統計機能も用意されている。

 このほか、Dropbox Transferでは独自のダウンロードページを作成でき、背景色とアートワークの変更や、独自画像のアップロードに対応。企業のロゴも挿入可能なため、費用をかけず、独自のファイル転送ソリューションを運用しているかのように見せられるとしている。

 現在、Dropbox Transferは一部のユーザーを対象にベータ版として提供されており、近日中に全利用者に公開される予定。ベータプログラムに参加しているユーザーには、同機能の利用方法を説明したメールが送られるとのことだ。