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セゾン情報システムズ、IoTデータ連携ソフトウェア「HULFT IoT」新バージョンを提供開始

エッジ領域で利用できるノンプログラミング開発ツールを追加

 株式会社セゾン情報システムズは3日、IoT機器からのデータ連携を行うソフトウェア製品「HULFT IoT」の最新版となる「HULFT IoT Ver.2.0」の提供を開始した。

 最新版では、工場IoTのシステムの負荷分散やネットワーク通信量の削減を行うエッジコンピューティングの一連のデータ連携処理を、ノンプログラミングで開発できるGUI開発ツール「EdgeStreaming」を追加した。

 EdgeStreamingは、専門的な技術や知識がなくても、センサーやPLCから取得したデータをドラッグ&ドロップの操作のみでサーバーへ連携できるため、工場の生産管理部門の課題として顕在化している OT(運用技術)とITの連携技術に関するエンジニアリングコストを大幅に削減し、工場のIoT化を支援するとしている。

 また、HULFT IoTでは、センサー、PLC、データベース、HTTP、ファイルなど各種データソースへの接続を簡単に行えるアダプタを提供しており、新バージョンでは工場IoT向けの接続アダプタとして、PLC接続用のModbusアダプタを追加。今後のバージョンアップで、OPC-UAなどに順次対応していくとしている。

 HULFT IoTの価格は、基本構成で月額4万5000円(税別)から。最短6カ月から1カ月単位で利用できる。