電算システム、クラウドBIサービス「Looker」を販売　GCPのDBサービスと組み合わせて提供

　株式会社電算システムは5日、米Looker Data Sciencesとパートナー契約を締結し、同社のクラウド型BIサービス「Looker」を販売開始すると発表した。

　「Looker」は、さまざまなデータソースおよびデプロイ方法に対応したクラウド型BIサービス。Redshift、Snowflake、BigQueryをはじめ、50以上のSQLダイアレクトとつながるため、1つのデータベースに限らず複数のデータベースに接続し、マルチクラウドデータ環境を維持することができるという。

　また「Looker」では、モデリング言語「LookML」を利用してビジネス指標（例：顧客生涯価値、コンバージョンレート）を定義し、各表が相互にどう関連するか説明すると、Lookerが適切なSQLを自動的に記述して、データを取得する仕組みを搭載。分析結果などのデータの一貫性が担保される点も特徴とした。

　さらに、「Looker」自体はデータを内部に保持しないため、BIがデータ分析のボトルネックになることはないとしている。

　電算システムでは、Google Cloudのプレミアパートナーとして、BigQuery、CloudSQL、CloudSpannerなどのGoogle Cloud Platform（GCP）のデータベースサービスと「Looker」を組み合わせ、企業向けに提供するとのこと。また「Looker」の導入支援に加え、企業内のデータ品質を高めるために、データエンジニアリングの付加価値サービスもあわせて提供する。