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電算システム、データセンターとクラウドサービスの閉域網接続サービスを提供

 株式会社電算システムは3日、同社の東濃インターネットデータセンター(東濃IDC)と、Google Cloudなどのパブリッククラウド間を、専用プライベートネットワークを介して閉域網で接続する「BizCrossG@te(仮称)」を提供すると発表した。サービス提供開始は8月1日の予定。

 BizCrossG@teは、顧客ネットワーク・東濃IDCと、Google Cloudをはじめとするとする主要パブリッククラウドを、セキュアな閉域環境で接続できるサービス。顧客は、安全でシームレスなネットワーク環境下で、24時間365日有人による運用を行うプライベートクラウドと、高い拡張性・可用性を持つパブリッククラウドを柔軟に選択して構築できる。

「BizCrossG@te」サービス概要

 マルチクラウド接続に対応し、接続先ごとに回線を用意することなく、Google CloudやAmazon Web Services(AWS)、Microsoft Azureなど、さまざまなクラウドサービスと顧客拠点をセキュアに接続可能できる。サービスは、データ量に応じて複数の帯域メニューから選択できる。

 これにより、ファイルサーバーにある膨大なファイルを分析し、アクセス頻度の低いデータを低価格のクラウドストレージに振り分けることで、最適コストでファイルサーバーを構築するといった使い方が可能。また、BCPソリューションとして、顧客のオンプレミス環境で稼働するサーバーの障害に備え、クラウドストレージにバックアップを取得し、有事の際には電算システムのIaaSまたはパブリッククラウド上にリストアし、顧客業務の停滞を回避するといった活用ができる。