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Cogent LabsとJBAT、AI OCR技術を活用し紙業務のデジタル化を支援
2019年7月1日 11:52
株式会社Cogent Labs(以下、コージェントラボ)とJBアドバンスト・テクノロジー株式会社(以下、JBAT)は1日、AI OCR技術を活用した紙業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)に共同で取り組むと発表した。
この提携では、コージェントラボのAI OCRサービス「Tegaki」と、JBATのデータ連携サービス「Qanat Universe」を活用。手書きで書かれた伝票をデータ化し、さまざまな業務システムへの連携を行えるようにする。これにより、無駄な二重入力や確認作業を省き、業務効率のアップやペーパーレス化を実現するとした。
さらにソニービジネスソリューション、サイボウズ、コクヨとのクラウドサービスやハードウェアとも連携することにより、利用者はこれまで同様に文字を手書きするだけで、一連の業務がすべてデジタルで連携処理できるようシステム化するとのこと。
両社ではこうした取り組みの一例として、2019年2月から、九州地区で病院のリネンサプライレンタルを展開する株式会社カクイックスへ手書き入力システムを試験導入している。
具体的には、まず、ソニービジネスソリューションの「デジタルペーパー」で手書きしたレンタル申込書を、Qanat Universeが画像データとして取り込み、Tegakiでテキストデータへ変換する。
次にそのデータを、配送/請求システムとして利用している、サイボウズの「kintone」で作成したアプリへ取り込んだ上で、コクヨの帳票配信サービス「@Tovas」とつなげ、電子請求書として取引先/利用者に送信する、といった仕組みを構築した。今後は改善・検証を経て、各病院に順次展開する予定という。
コージェントラボとJBATでは、今回の連携ソリューションについて、こうした申込業務だけでなく、修理受付の電子化やイベントのアンケートのデジタル化といった幅広い業務への適用が見込めるとアピールしている。