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L is B、現場での情報共有を支援する「directサイネージ」を正式リリース

チャットボットで容易にコンテンツを作成しデジタルサイネージへ配信可能

 株式会社L is Bは26日、チャットボットの質問に答えるだけで自動的にサイネージ表示用コンテンツを作成可能なサービス「directサイネージ」を、正式リリースすると発表した。作業員が広く活動する現場において、タイムリーな情報共有を容易に行えるという。

 directサイネージは、directサイネージは、L is Bのビジネスチャット「direct」に入力されたさまざまな情報を、現場に設置されているモニターに表示し、その周知徹底を図るソリューション。

 ビジネスチャット「direct」上にある専用ボット(サイネージボット)の質問に、スマートフォンやタブレットから答えていくだけで、テキストのみならず、写真や動画入りの情報コンテンツを作成できる。

 作成されたコンテンツは、NTT西日本のセットトップボックス「光BOX+」を介してモニターに表示可能。配信するタイミングも、内容によって即時配信、繰り返し配信、予約配信などを設定できる。

 特長は、スマートフォンやタブレットからコンテンツの作成と配信を行えるため、事務所に戻りPCを使って作成する、といった煩わしさが排除されている点。現場でちょっとした気づきがあった場合などにも、その場ですぐに作成することが可能とした。

 また、天気予報や降雨予測、地震速報など、現場で必要な安全作業に貢献するコンテンツを配信することも可能。「悪天候明けの作業再開は足場を点検すること」といったメッセージをモニターに表示して周知を図れるので、現場で働く人々の情報共有を容易に実現するという。

 すでに先行事例として、福岡市ヤフオクドーム近くに建設中の、三菱地所レジデンス ザ・パークハウス福岡タワーズ作業所内で利用されており、数十社におよぶ協力会社の作業員との情報共有で活用されているとのこと。

 例えば、高所作業時の強風への注意喚起や、ちょっとした連絡ミスの修正を行いたい場合、作業員全員に対して同じ内容をすぐに知らせることができるため、即時の作業所全体の安全意識向上や業務効率向上に役立てられているとした。

 なお、サービスにはサイネージボットと「光BOX+」が含まれており、1台あたりの価格は、directなしの場合が月額6000円、direct付きの場合が月額9800円。いずれの場合も、3万5000円の初期費用と、月額1500円の保守料金が別途必要となる。