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NTTコムウェア、シームレスにDevOpsサイクルを実現するコンテナ対応クラウドサービス「SmartCloud Duo」

SmartCloud Duoのサービスイメージ

 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(NTTコムウェア)は10日、開発から商用環境まで、シームレスにDevOpsサイクルを実現するコンテナ対応クラウドサービス「SmartCloud Duo」を発表した。レッドハットとの協業によって開発されたサービスで、同日より提供を開始している。

 SmartCloud Duoは、2017年11月より提供してきた開発環境クラウド「DevaaS 2.0」にて採用したOpenStackのノウハウを活用し、開発環境とシームレスに連携可能な商用環境を提供するサービス。

 NovaやNeutronといったOpenStackのさまざまな機能が用意されているほか、インターネット接続を可能とする仮想ファイアーウォールや仮想ロードバランサなど、クラウドネイティブなアプリケーション運用に必要な一連の機能を、Webポータルより簡易に構築できるという。

SmartCloud Duo提供メニュー

 コンテナオーケストレーションプラットフォームとしては、エンタープライズ要件にもっとも包括的に対応しているRed Hat OpenShiftを採用。Webポータルにて必要最小限の情報を入力するだけで、Red Hat OpenShiftを自動的に展開でき、ユーザーは、コンテナ化されたアプリケーションのレプリケーションやオートスケール、リソースクォータといった、コンテナ運用に必要なコンテナオーケストレーション機能を即時に利用可能になるとした。

コンテナオーケストレーション機能イメージ

 また、開発したアプリケーションは即時にインターネットへの公開が可能で、Webポータル上の簡単な操作で仮想サーバーをインターネットに接続し、商用サービス環境として公開できるようになる。なお、開発者や運用者はSSL-VPNを利用し、開発環境や商用環境へセキュアなアクセスを行えるとのことだ。

 NTTコムウェアでは、6月12日~14日に千葉県の幕張メッセで開催されるイベント「Interop Tokyo 2019」に、SmartCloud Duoを出展する。