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NTTコムウェア、DevOpsを推進するクラウド型開発環境サービス「SmartCloud DevaaS 2.0」を販売開始

 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(以下、NTTコムウェア)は20日、迅速かつ効率的なDevOpsサイクルを実現するCI/CDプラットフォームを備えた開発環境クラウド「SmartCloud DevaaS 2.0」の販売を開始した。

 NTTコムウェアでは、全社的なDevOpsの推進に向けて、2016年12月に「DevOpsサービスセンタ」を発足。DevOpsの実践に対応できる人材育成に取り組むとともに、DevOps環境を提供するクラウドサービスの開発や、ツール類の各種問い合わせ対応、導入を支援するコンサルティングサービスの提供体制を整備してきた。

 今回、CI/CDツールをはじめとしたDevOps対応機能群を搭載したソフトウェア開発環境クラウドサービスとして、SmartCloud DevaaS 2.0の提供を開始。これに伴い、DevOpsサービスセンタを本格展開し、企業の開発リリースサイクルの短縮化、ビジネスニーズへの即応による競争力強化に貢献するとしている。

 SmartCloud DevaaS 2.0では、開発環境に必要な仮想デスクトップ・試験サーバーに、DevOps対応に必要な開発管理や試験ツールを備えたCI/CDサーバーを加え、統合的なDevOpsプラットフォームを提供。GitLabからJenkins、Ansibleなど、OSSを中心とした一連のCI/CDツールを選択、設定可能なセルフポータルを提供することで、DevOpsツール群の即時導入を可能とする。

 また、DevOpsサービスセンタにより、CI/CDツールへの技術的な問い合わせや、アジャイルなどソフトウェア開発人材の育成、企業のDevOps導入に関するコンサルティングなどのサポートサービスを提供する。

 料金(税別)は、初期費用が12万1700円。開発用シンクライアント(仮想デスクトップ)が1台あたり日額167円または月額5000円からで、仮想デスクトップは30台セットでの提供。仮想サーバー(試験サーバー、CI/CDサーバー)が1VMあたり日額334円または月額1万円から。追加ディスク、テンプレート保管料、バックアップディスク利用料がそれぞれ15GBにつき日額25円または月額750円。ファイアウォール利用料が1セグメントにつき日額90円または月額1800円。

 NTTコムウェアでは、さらなるDevOpsサービスの高度化に向け、オフショア開発向けUIの多言語対応、マルチクラウド化対応としてNTTコミュニケーションズの企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」への対応拡大、デプロイターゲットとしてのパブリッククラウド追加対応などに対して、順次機能拡充を予定する。