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サイバーテック、ディープラーニング向け画像データの拡張サービスを提供

 株式会社サイバーテックは5日、ディープラーニング(深層学習)で大量に必要となる学習データ(教師データ)の水増し処理を行う、学習データ拡張(Data Augmentation)サービスの提供を開始した。

 サイバーテックでは、数年前からディープラーニングに取り組み、現在は多言語マニュアルの標準化・改訂コスト削減・ウェブ化を実現するCMS「Publish MakerX」のオプションとして、AI校正機能を提供している。その過程において、過学習・過剰適合(学習データに対して判別器が最適化されてしまい、汎用性が無くなること)を避け、安定した判別器を生成するために、少ない学習データ(教師データ)を水増しする作業(データ拡張)にも取り組んできたという。

 今回提供する「AI向け学習データ作成(画像データの拡張)」サービスは、ディープラーニングに用いる学習データ(教師データ)の水増し処理として、元の画像データに回転や拡大、移動、反転などさまざまなエフェクトをかけることで、学習データの数を適正な形で拡張する。

 作業は、サイバーテックがフィリピン・セブ島に有する自社オフショア拠点「セブITアウトソーシングセンター」で実施。また、十分な分量の学習データが既に存在する場合は、単に学習データを分類する「AI向け学習データ作成(画像データの分類)」サービスが利用できる。