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サイバーテック、企業が持つデータのチェックや修復を行うデータクレンジングサービス

 株式会社サイバーテックは、顧客企業が持つデータのチェック、修復などを行う「データクレンジング」サービスを、8月1日より提供開始すると発表した。

 データクレンジングとは、企業などが持つデータを洗い出し、データの品質を高める作業のこと。データの中に含まれる重複、誤記、表記の揺れなどを見つけ出して削除、修正、正規化などの作業を実施し、利用しやすい形に整えることになる。

 サイバーテックが実施するデータクレンジングサービスでは、フィリピンにある自社のオフショア拠点「セブITアウトソーシングセンター」を中心に、対象となるさまざまなデータをクレンジング(修復、変換)するためのアウトソーシングサービスを提供するとのこと。

 サービスでは、システム開発技術と海外ITアウトソーシングを組み合わせ、対象データ、スケジュール、費用、顧客ニーズに合わせた、最適なクレンジング作業のアウトソーシングを行えるとのことで、人海戦術とツール開発による効率化により、大量データのクレンジングを実現している。

 例えば、顧客企業から預かったインプットデータをツールで整形した後、人海戦術によるデータの補正や修復を実施し、最後に差分比較ツールで効率良くチェックして納品する、といった流れが可能という。

 また、名寄せだけではなく、数値データやノウハウが必要な文書データのクレンジングも実施可能。取扱説明書や規程集の標準化、管理効率化を支援する「ドキュメントソリューション」で培った技術とノウハウを用いて、WordやExcel、DTP、PDFといったデータから、本文とそこに含まれる画像、図形オブジェクト、リンク情報などを抽出し、要望に応じた形に整えて納品できるとしている。

 さらに、クレンジング作業のアウトソーシングと以外にも、データをクレンジングする前段階や、改訂作業の運用定着化などの上流部分となる「紙面分析コンサルティング」、正規化・標準化支援コンサルティングなどに関しても対応するとした。

 なお、海外を中心に実施するため、コストは抑えられる一方で、日本人プロジェクトマネージャ/ディレクターによりクオリティ管理もしっかりと行うとのことだ。