IBC、IoTセキュリティ基盤「kusabi」の実証実験を支援するサービス

　アイビーシー株式会社（以下、IBC）は14日、IoTセキュリティ基盤サービス「kusabi」の実証実験を支援する「kusabi PoC支援サービス」を、同日より提供開始したと発表した。

　kusabiは、IoTの設計から開発、量産、運用までにおいて、一貫性のあるセキュリティ対策を提供するIoTセキュリティ基盤サービス。完全性と可用性を兼ね備えたブロックチェーン技術を電子証明サービスに応用し、IoTデバイスごとに機密性の高い仕組みをソフトウェア層で実現するという。

　一般的に、こうしたkusabiをはじめとするIoTセキュリティサービスを導入するにあたっては、実証実験を行うケースが多く見受けられるというが、実証実験を行うためには、検証用IoTデバイスの購入やサーバー環境の用意、ソフトウェアの導入および設定といった、環境構築に伴う手間が負担になっているとのこと。

　今回発表された「kusabi PoC支援サービス」は、kusabiの実証実験を、手間を掛けず、迅速に行えるように支援するもので、実証実験に必要な環境はIBCがすべて準備して提供するため、ユーザー企業は環境構築や設定などの手間を掛けることなく、1カ月程度の準備期間で実証実験を開始できるとした。

　具体的には、「kusabiプロビジョニングサーバー機能」「kusabi電子証明システム」「IoTデバイス」といったコンポーネントを標準で提供。一般的な実証実験であれば、これらの機能で実現可能とのこと。

　また、ユーザー企業側が用意したIoTデバイス環境で検証を行いたい場合に利用可能な、カスタマイズ向け開発環境をオプションで用意するほか、ユーザーが持つサーバー上にプロビジョニングサーバー機能を構築できるようにするオプションなども用意されているため、さまざまな要件に対応できるメニューを選択可能としている。