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京成電鉄、コンテンツハブ「Oracle Content and Experience」で業務効率化を実現

 日本オラクル株式会社は13日、京成電鉄株式会社が、コンテンツの共有・管理などを行えるコンテンツハブ「Oracle Content and Experience」を導入したと発表した。京成グループ内および社内外のコンテンツ管理/共有基盤として利用されているという。

 京成電鉄では、従来、社内外のコンテンツの送受信および共有をメールへの添付、専用端末による画像配信システムなどで行っていたため、サイズの大きな画像や動画のファイルの共有ができない、メールサーバーの容量を圧迫する、使い勝手が悪いといった、利用および運用面での課題を抱えていたとのこと。

 また、大きなサイズのファイルの送付に個人のファイル共有サービスを業務利用している状況も見られ、こうしたシャドーITによるセキュリティリスク問題への対応も必要とされていたという。

 そこで同社は、複数のサービスを比較検討した結果、操作性、運用利便性、セキュリティの高さ、従量課金の価格設定などを評価し、2018年5月にOracle Content and Experienceの採用を決定。翌月から本格利用を開始した。

 京成電鉄では、導入初期から社内5部門、社外約20社の150ユーザー以上で利用しているが、セキュリティ、簡単な操作性、情報およびコンテンツ管理一元化の実現などの導入効果を高く評価し、現在では全社での利用を推進しているとのこと。

 例えば広報部門では、容量や点数の多いプレス資料や画像データを配布する際、従来は個々にメールでの送付を行っていたが、Oracle Content and Experienceにより、フォルダのリンクを取材申込者に通知し、プレスが自由にダウンロードできるようにしたことで、社員の業務効率が向上したとしている。