ニュース

NTT Comの「Multi-Cloud Connect」、Oracle Cloud東京リージョンとの接続に対応

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は8日、セキュアなマルチクラウド環境を実現するネットワークサービス「Arcstar Universal One Multi-Cloud Connect」(以下、Multi-Cloud Connect)において、Oracle Cloud 東京リージョンへのVPN接続を開始すると発表した。

 「Multi-Cloud Connect」は、1つのネットワークでセキュアなマルチクラウド環境を実現できるサービス。NTT Comのクラウドサービスである「Enterprise Cloud」、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)など、さまざまなクラウドサービスとVPNで接続しているほか、NTT Comのデータセンター「Nexcenter」、VPN「Arcstar Universal One」を利用しているデータセンター内のオンプレミスサーバーとも接続可能で、クラウドサービスとの併用によるハイブリッド環境も構築できる。

 同サービスですでに、Oracle Cloud米国基盤へのVPN接続にも対応していたが、今回、新設された東京リージョンへの接続にもいち早く対応する。これにより、日本国内からセキュアかつ高スループット、低遅延の安定した環境でOracle Cloudを利用可能になるとした。

 また、Oracle Cloud Infrastructure、およびその上で稼働する自律型データベース「Oracle Autonomous Database」など、オラクルのさまざまなクラウドサービスについても、インターネットを介さないセキュアなネットワーク環境で利用できるとのこと。

 帯域種別はギャランティ型で、帯域は10Mbps~10Gbpsの11種類。料金は個別見積もりとなる。

 なおNTT Comでは、Oracle Cloud東京リージョンとMulti-Cloud Connectの利用により、データ資産を国内で保管したいというニーズ、あるいは今後想定される、国内でのデータ保管を求められるような法令にも対応できるとアピールしている。