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NTT Com、セキュアなマルチクラウド環境を実現する「Multi-Cloud Connect」がOracle Cloudに対応

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は18日、VPNによってセキュアなクラウド接続を可能にする「Arcstar Universal One Multi-Cloud Connect」において、米OracleのOracle Cloudとの接続を開始すると発表した。なお、Oracle Cloudへ直接閉域網で接続できる環境を日本の通信キャリアとして実現したのは、今回のサービスが初めてとのこと。

 Arcstar Universal One Multi-Cloud Connectは、NTT Comが提供しているVPNサービス「Arcstar Universal One」のオプション。自社をはじめとするさまざまなクラウド環境と、インターネットを経由しない閉域網接続を行っており、セキュアなマルチクラウド環境を安価かつ迅速に実現できるという。

 すでに、NTT Comの「Enterprise Cloud」に加え、Microsoft AzureやOffice 365、Amazon Web Services(AWS)、Salesforce、boxなどへの接続に対応しているが、今回はOracle Cloud(米国基盤)への接続が可能になった。

 これにより、クラウド型データベースのOracle Database Cloud Service、クラウド型Java基盤のOracle Java Cloud Serviceなど、さまざまなOracle Cloudの機能をセキュアなネットワーク環境で利用できる。

 また、Oracle Cloudとオンプレミスにあるオラクルのソフトウェアの併用はもちろん、顧客やパートナーのデータセンター内にOracle Cloud環境を構築する「Oracle Cloud at Customer」とのハイブリッド利用についても、1つのネットワーク環境で実現可能としている。

 なお、Arcstar Universal One Multi-Cloud Connectではさまざまな品目が用意されているが、今回提供されるMulti-Cloud Connect for Oracle Cloudは、ギャランティタイプ、100Mbps帯域のみとなる。