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NTT Com、マルチクラウドとの閉域網接続を提供する「Multi-Cloud Connect」を米国クラウド基盤へ接続開始

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は13日、セキュアなマルチクラウド環境を実現する「Arcstar Universal One Multi-Cloud Connect」(以下、Multi-Cloud Connect)において、米国クラウド基盤への接続を開始すると発表した。

 「Multi-Cloud Connect」は、SalesforceやBox、Microsoft Azure、Amazon Web Services(AWS)といった他社のクラウドサービスとの閉域網接続を提供するサービス。これを利用すると、セキュアなVPNで接続されたマルチクラウド環境を実現できるという。

 今回はまず、10月13日より、米国西部のクラウド基盤からMicrosoft AzureおよびOffice 365、Dynamics CRM Onlineへの接続を開始。その後、接続拠点や接続対象サービスを順次拡大する計画で、NTT ComのクラウドサービスであるEnterprise Cloudには10月中、Amazon Web Services(AWS)には11月中に対応するという。

 Microsoftのサービスと接続するMulti-Cloud Connect for Microsoftはギャランティタイプで、帯域は50Mbps~1Gbps。AWSと接続するMulti-Cloud Connect for Amazon Web Servicesはベストエフォートで、100Mbpsと1Gbpsを用意する。

 また、自社のEnterprise Cloudと接続するMulti-Cloud Connect for Enterprise Cloudは、10Mbps~1Gbpsのギャランティタイプと、100Mbps/1Gbpsのベストエフォートタイプを用意している。