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アグレックスとFRONTEOがパートナー契約を締結、AIエンジン「KIBIT」を活用した製品・サービスを提供

 株式会社アグレックスと株式会社FRONTEOは27日、パートナー契約を締結し、FRONTEOが開発するAIエンジン「KIBIT(キビット)」を活用した製品の販売およびサービスの提供を開始すると発表した。

 KIBITは、専門家や業務熟練者の経験に基づく「暗黙知」を学習し、その判断軸に沿ってテキストデータを高い品質で効率的に評価するAIエンジンで、小規模な計算資源と少量の教師データによる短時間での解析が可能。独自の機械学習アルゴリズムを用いて、異なる表現でも類似性や文脈を捉え、文章の特徴量を抽出できるといった特徴を備える。

 アグレックスは、20年以上にわたって金融業界においてITサポートおよびカスタマーサポート業務を提供しており、自社コンタクトセンターの業務改善を目的として培ったコールデータ分析の知見をもとに、オペレーターとカスタマーの会話を音声認識し、分析・活用する音声マイニングソリューションなどのサービスを提供してきた。

 両社は今回のパートナー契約により、金融業界を中心とした顧客向けにKIBITの販売活動を展開すると説明。今後は両社の強みを生かし、アグレックスの各種パッケージ製品・システムインテグレーションとKIBIT-Connect(KIBITエンジンのAPI)を掛け合わせた新たな自然言語処理ソリューションの提供や受託開発、アグレックスの音声マイニングソリューションとKIBITの連携によるVOCデータ活用の高度化、SalesforceとKIBITの連携による、受注率アップや顧客対応の品質向上といったソリューション開発を推進するとしている。