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キヤノンITS、正規品判定クラウドサービス「C2V Connected」新バージョン

SNS公式アカウントから正規品判定を行える機能などを追加

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は24日、正規品判定クラウドサービス「C2V Connected」の新バージョンを2月12日に販売開始すると発表した。

 C2V Connectedは、模倣品や横流し品など非正規品が流通する問題に対して、スマートフォンを利用して誰もが簡単に正規品判定を行えるようにするサービス。製品パッケージなどに付けられた「ConnectedTag」をスマートフォンで読み込むことで、2次元バーコードやNFCを利用した認証により、正規品であるかを確認できる。

 新バージョンでは、SNSとの連携機能を追加した。たとえば、中国で広く利用されるSNS「WeChat」などの企業公式アカウントの画面から、直接正規品判定が行えるようになる。消費者は、SNSの企業公式アカウントから正規品判定を行うことで、より安全に製品確認を行うことができ、なりすましサイトなどへの誘導対策にもつながるとしている。

SNSの公式アカウントからの正規品判定イメージ

 また、導入企業が指定する製品の詳細情報を、判定結果とともに表示する機能を追加。たとえば、個々の製品の製造日時、製造工場、出荷日時、販売店情報、製品の成分・原料、賞味期限など、消費者に知らせたい拡張情報を、判定結果とともに表示できる。これにより、製品の製造、流通に関する透明性を高め、製品、ブランドへの信頼性向上を図れるとしている。

 セキュリティ面では、ConnectedTagによる認証と、導入企業が指定するナンバー(認証用コード、生産ロット番号、シリアルナンバーなど)による認証の2種のコードのダブルチェックによりセキュリティを強化した。

 C2V Connectedの価格(税別)は、ConnectedTag1枚あたり、2次元バーコードタイプが5円から、RFIDタイプが50円から。

C2V Connectedの採用例