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MOTEX、ビジネスチャットと「LanScope An」を連携させる新サービス「Syncpit」を提供開始

 エムオーテックス株式会社(以下、MOTEX)は20日、ビジネスチャットの「Chatwork」「LINE WORKS」「Microsoft Teams」と、MOTEXが提供するMDM「LanScope An」を連携させる新サービス「Syncpit」をリリースした。

 LanScope Anは、企業におけるスマートフォンやタブレット、PCの管理を行うことができる、クラウド型のスマートデバイス管理ツール。管理対象のデバイスにアプリをインストールすることで、端末のさまざまな情報を自動収集して管理が可能。また、紛失時のリモートロック/ワイプなど、通常のMDM(Mobile Device Management)機能に加え、アプリの稼働情報や位置情報、操作ログを取得することで、導入したスマートデバイスの活用状況を見える化できる。

 新たに提供するSyncpitは、ビジネスチャットとLanScope Anを連携することで、たとえばビジネスチャットのトークルームで「PCをなくしました」や「スマホをなくしました」といったメッセージを送ることで、紛失した本人もしくは管理者が紛失デバイスの最新位置情報や最新操作ログを確認した上で、端末のリモートロック/ワイプを実行できるようになる。深夜・早朝時間帯や休日など、情報システム担当者が不在の時間帯においても、紛失発覚後すぐに本人が紛失対応を実施できる。

「Syncpit」によるデバイス紛失時の対応イメージ

 Syncpitは、さまざまなシステムと「UI連携」「機能連携」を行うことで、情シス業務をワンクリックで自動化する。UI連携でビジネスチャットとの連携、機能連携でLanScope Anなどのサービスとの連携を行い、管理者は初期の連携設定を行った後は、ワークフローを構築することなく、ノン・プログラミングで「自動化テンプレート」を選択し、ワンクリックするだけで業務自動化を実現する。

 ユーザーは、ビジネスチャット上のトークルームで「スマホをなくしました」など依頼内容をトークすることで、自動化された業務テンプレートに沿って課題を自己解決できる。管理者の負担を最小限に抑え、プログラミングのノウハウや利用スキル習得を一切必要としない、「ワンクリック自動化」を実現する。

 Syncpitは、LanScope Anの料金にプラス月額100円(1ユーザーあたり)で利用が可能。最低利用ライセンスは5ライセンス。初期費用は3万円。

 MOTEXでは、Syncpitはスピーディなシステム構築やトラフィックに応じたスケーラブルな対応が可能なMicrosoft Azureを基盤に採用しており、今後も先進的かつ最適なテクノロジーを採用することで、顧客へのさらなるサービス向上を図っていくとしている。