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NEC、京都市上下水道局のIoTを活用した水道スマートメーター導入に向けた共同研究に参画
2018年12月18日 12:59
日本電気株式会社（以下、NEC）は18日、京都市上下水道局が民間企業との共同研究として実施しているIoTを活用した水道スマートメーターの試験的導入と電波状況確認試験に参画し、LoRaWANの実効性を検証すると発表した。共同研究は2018年12月～2019年5月の実施を予定する。
共同研究は、IoTの各通信方式を用いて、京都市左京区の山間地域の一部（久多、広河原、花脊、別所および百井地域）で実施される。今回試験的に導入される水道スマートメーターは、計測した使用水量などのデータを通信回線で遠隔地に自動送信できるもの。これにより、現地に出向くことなく検針することが可能となり、業務の効率化とともに、取得したデータの活用による「使用水量の見える化」など、サービスの向上や漏水の早期発見などが可能となる。
NECは、広河原および百井地域において、低消費電力で広域通信を実現する新無線通信技術「LPWA」の一つであるLoRaWANの伝搬状況（上下水道局施設に仮設した無線基地局までの通信状況）の確認を、無積雪期と積雪期の両方で行うとともに、電池のみで長期間のデータ送信が求められるLoRaWANデバイスの電池消費量も確認する。これらにより、より実環境に即したLoRaWANの実効性を検証し、将来の本格導入に向けて効果や課題の検証も行う。
