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SAP、マイクロソフト、アビームの3社、Workplace Analyticsと SuccessFactorsを連携させた働き方改革支援ソリューション
働き方の改善や組織パフォーマンスの向上を支援
2018年12月6日 12:48
SAPジャパン株式会社、日本マイクロソフト株式会社、アビームコンサルティング株式会社(以下、アビーム)の3社は6日、働き方改革支援ソリューション「Advanced workforce analytics solution for talent management」を共同開発したと発表した。SAPジャパンの人事・人財管理ソフト「SAP SuccessFactors」と、日本マイクロソフトの組織分析ソリューション「Workplace Analytics」、アビームの人事・組織改革に関するコンサルティングノウハウの連携により開発されたもので、アビームが同日より販売開始する。
日本マイクロソフトのWorkplace Analyticsでは、発信者や宛先、件名、タイムスタンプなどを含むMicrosoft 365のメールやカレンダーから得られる社員の活動量を分析することで、組織内の連携や時間の使い方に関する知見を得ることができる。
今回は、このWorkplace Analyticsと、人事に関する業務からタレントマネジメントまでを総合的にカバーするSAP SuccessFactorsを組み合わせることにより、これまで企業内で別々に管理されてきた情報の分析を通じて、科学的なアプローチによる人材育成や開発に関する示唆を提示し、企業全体の人材の能力底上げを支援するという。
具体的には、SAP SuccessFactors上に蓄積された社員の適性検査の結果や評価情報と、Workplace Analyticsから収集可能な上司との会議・メールといったコミュニケーション頻度を組み合わせて分析。チーム運営、人材育成施策活用に役立つ具体的なアドバイスや示唆を与えて、働き方の改善や組織パフォーマンスの向上を支援する。
また将来的には、クラウド上に蓄積されているさまざまなデータを活用するにあたり、Microsoft Azureと連携して、人材に関するデータを統合的に分析できるようにしていくとのこと。
価格はサービスの範囲や企業のニーズにより異なるが、一例として、従業員数1000名以上の企業に対し、SAP SuccessFactorsおよびWorkplace Analyticsの導入を含め2000万円程度からで提供するとした。ソフトウェアライセンスの費用は別途必要となる。
なお、SAPジャパンでは、SAP SuccessFactors利用企業に対する付加価値ソリューションの1つとして、また日本マイクロソフトでも、Microsoft 365の利用企業に対する付加価値ソリューションとして、このソリューションを位置付け、顧客への提案を進める考えだ。
一方、アビームでは、人事業務や組織改革に関するプロジェクトで培ってきた知見や、SAP SuccessFactorsの導入ノウハウをベースに、特に企業において高いニーズが見込まれるいくつかの分析シナリオを開発し、提供を行っていく。