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グレープシティ、JavaScript UIライブラリ「Wijmo」新版 より柔軟なUI開発を実現

 グレープシティ株式会社は28日、業務アプリケーション開発を支援するJavaScript UIライブラリ「Wijmo(ウィジモ)」において、新版「同 2018J v1」を提供開始すると発表した。

 Wijmoは、Webアプリケーション開発で利用するためのUIコントロールを数多く収録したJavaScriptライブラリ。AngularやReactといったフレームワークとも連携対応しており、高速/軽量で保守性の高いアプリケーションを実現するという。

 今回の新版でも、ユーザーからの要望に応じて使い勝手を改善しているとのことで、例えば、画面にタブを表示するコントロール「TabPanel(タブパネル)」を追加。シンプルなコードで、タブ切り替えが可能な画面を実現している。

 また、グリッドコントロール「FlexGrid」では、特に国内のユーザーから要望の多かった「複数行テキストの入力」「セル内容の均等割り付け表示」「グリッド領域の端にドラッグした場合のスクロール表示」、といった新機能を追加した。

Excelと同じ操作方法で、セル内に複数行のテキストを入力できる
セル内容を均等割り付けで表示可能に

 さらにチャートコントロール「FlexChart」では、「範囲棒グラフ」作成機能を追加したほか、数値入力コントロール「InputNumber」でも機能強化を実施している。

 このほか、パッケージ管理ツール「npm」での利用にも対応した。インストール操作が簡易化され、npm対応のAngularやVue.jsといった他ライブラリやフレームワークなどと同様に管理できるため、Webフロントエンド開発環境をより構築しやすくなったとしている。

 Wijmoのライセンスは1年間のサブスクリプション方式で提供されており、最上位の「Wijmo Enterprise」の初回(初年度)費用は12万円(税別)。