ニュース

ココカラファインが「Oracle Planning and Budgeting Cloud」導入、予実分析などの管理業務を約30%削減

 日本オラクル株式会社は28日、株式会社ココカラファインが、クラウド型経営管理サービス「Oracle Planning and Budgeting Cloud」を採用したと発表した。システムはすでに稼働開始しており、経営管理の効率化と利益構造の改善に向けた経営基盤として利用されている。

 ココカラファインは、ドラッグストア事業と調剤事業を柱に、介護、在宅調剤、インターネット販売などの健康関連サービスを提供している企業。同社が主軸としているドラッグストア業界では、競合各社の積極的な出店や、オンライン化などによる購買チャネルの多様化、法・規制緩和、異業種を交えた業務・資本提携とM&Aなどの要因により、市場環境が著しく変化しているという。

 同社においても、2013年4月に6社が合併し事業が拡大する中で、各社の業績評価指標、業務プロセスなどが統一されていないことや、表計算ソフトを用いた各店舗との予算および実績集計・配賦業務が煩雑になっていたため、予実管理業務を効率化、利益構造の改善に向け、迅速な分析・意思決定のための経営基盤を必要としていたとのこと。

 そこでココカラファインは、担当者が一元管理されたデータにアクセスでき、部門・プロジェクト別での予実データ収集・分析・報告までの効率的な管理と、経営情報の見える化を実現できる点や、経営企画担当者によるアプリケーションの管理が容易で、最新情報などを参考に画面やレポートなど改善しながら活用し続けられる点を評価し、「Oracle Planning and Budgeting Cloud」を採用した。

 また、システム運用・バージョンアップ工数の削減、高度なセキュリティを実現できるSaaSのアプリケーションであり、短期導入が可能なことも評価されている。

 なおココカラファインは、導入前と比較し、予実分析などの業務を約30%削減できたとのことだ。