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三井物産子会社、販売戦略の立案支援と全社業績管理にオラクルの予算管理クラウドを導入
2017年2月9日 16:36
日本オラクル株式会社は9日、三井物産プラスチック株式会社が、クラウド型予算管理サービス「Oracle Planning and Budgeting Cloud Service」を採用したと発表した。三井物産プラスチックでは、販売戦略の立案支援と全社業績管理の効率化を目的に、同サービスを導入している。
三井物産株式会社の100%子会社である三井物産プラスチックは、合成樹脂関連ビジネスの物流・販売を手掛ける専門商社。
従来、同社の予算編成業務は、属人的に管理された表計算ソフトのデータを約60部門から集計して行っており、管理工数の増大や、前年売上実績・直近の見込み・傾向などの分析に充分な時間が割けない、といった課題を抱えていた。
一方では、営業部門の仕入れ先から販売先までを一元的に可視化できる商流分析や、年度ごとの予算・実績を基にした人材の適切な配置分析を行いたいというニーズも高まっていたとのこと。
そこで、これを解決するためのソリューションを検討。販売実績が豊富である点、一部の業務から先行導入・検証が可能で、初期投資や工数リスクを軽減できるクラウドサービスであること、IT部門以外でもレポート画面やマスターなどの作成・変更が容易に行える操作性の高さ、標準機能で適応できる業務範囲が広いことなどを評価し、Oracle Planning and Budgeting Cloud Serviceの採用を決めた。
三井物産プラスチックでは、今回の導入により、各事業部固有で要件を満たしつつ、本社と各事業部において共通の管理項目を設け、企業全体の業績管理を的確かつ迅速に把握できる仕組みを構築した。
同時に、予算編成業務工数の削減や経営管理資料の品質向上を実現。全社予算における損益計算書・貸借対照表や、単体・連結の予算作成だけでなく、人員計画、生産性分析、商流別分析などまで適用範囲を広げて活用していく予定としている。
なお今回のプロジェクトでは、株式会社ブレインチャイルドが全体のプロジェクト推進を支援しているとのこと。