松屋など展開の松屋フーズ、オラクルの予算管理クラウドで多角的な経営分析を実現

　日本オラクル株式会社は26日、株式会社松屋フーズが、予算管理クラウド「Oracle Planning and Budgeting Cloud Service」を採用したと発表した。

　牛丼（牛めし）・カレー・定食などを販売する「松屋」、とんかつを提供する「松のや」をはじめ、全国に1067店舗（2016年12月末時点）を展開する松屋フーズでは、業態ごとの採算や、メニューに関する多角的な視点での迅速な分析を可能にする経営管理が求められていた。しかし従来は、大量の表計算ソフトのデータを、経営企画部門の担当者が手作業で集計して予実管理業務を行っていたという。

　また、予算管理システムの老朽化に伴って、サーバー管理やバージョンアップなどIT部門の業務負荷が増大していた点も課題とされていた。

　そこで松屋フーズは、経営情報の多角的分析やシステム運用の負荷軽減を目的に、日本オラクルの予算管理クラウドであるOracle Planning and Budgeting Cloud Serviceを採用した。

　これにより、一元化されたリアルタイムのデータに基づく経営管理レポートが容易に作成可能になったほか、経営判断に必要な多軸での分析も行えるようになったとのこと。

　さらに、クラウドサービスであるため、一部の業務から先行して導入・検証でき、試行錯誤を繰り返すことで、業務ごとの適応状況を早期に判断して、費用や工数のリスクを軽減した経営管理業務が可能になったとしている。

　なお導入にあたっては、経営管理システムのコンサルティング事業を手がける株式会社ブレインチャイルドが、全体のプロジェクト推進を支援した。