ニュース

TISが「VMware Cloud on AWS」を提供開始、導入コンサルティングや運用支援などの関連サービス

 TIS株式会社は13日、ヴイエムウェア株式会社のクラウドサービス「VMware Cloud on AWS」を提供開始すると発表した。導入コンサルティングや運用支援といった関連サービスもあわせて提供する。

 TISでは今回、顧客が必要とするクラウド運用を提供するサービス「エンタープライズ・クラウド運用サービス」の対応クラウドに、VMware Cloud on AWSを追加。すでにAWS向けとMicrosoft Azure向けに提供されている同サービスがVMware Cloud on AWSに対応することで、クラウドの運用の一元的管理を支援するという。

 TISでは特に、大規模なVMware環境を利用している企業を中心に、VMware Cloud on AWSを提供する考えで、従来のクラウドサービスの利用と比べて、オンプレミスの仮想化技術との親和性や移行性が高いという特長を生かし、「ITインフラの運用管理負荷が高く、人材不足などから長期的な対策を考える必要がある」「クラウド化を推進したいが、既存の仮想環境の規模が大きく、ネイティブなクラウドサービスへの移行負担が大きい」といった課題を抱えている企業を支援するとした。

 なおVMware Cloud on AWSは、AWSの技術をベースとしていることから、導入や運用には、AWSとVMwareの両技術に精通した知見が必要となるが、TISでは、2010年よりVMwareの最上位パートナーとしてさまざまなノウハウを蓄積するとともに、AWSでも2015年より、最上位のプレミアコンサルティングパートナーとして、顧客のクラウド活用を支援してきた実績を持つ。同社はこうした実績や知見を生かし、顧客のVMware Cloud on AWS利用の際にハードルとなる技術的な支援をすることで、クラウドの活用促進を後押しできるとアピールしている。