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TIS、新事業ブランド「Platform Square」を立ち上げ クラウド/セキュリティ事業を強化

 TIS株式会社は30日、新事業ブランド「Platform Square」を立ち上げ、クラウドとセキュリティに関する事業を強化すると発表した。クラウドとセキュリティの2つの提供領域を軸に、ユーザーを導く「サービスコンサルティング」と、安定した稼働、企業の業務効率化を支える「マネージドサービス」を組み合わせ、企業のビジネスを加速させるためのサービスをワンストップで提供するという。

 TISでは2009年から、Amazon Web Services(AWS)を活用したSaaSの提供を開始しているほか、2015年にはAWSのプレミアコンサルティングパートナーに認定され、パブリッククラウドを利用したサービス提供を積極的に行ってきた。また、VMwareのソリューションプロバイダプレミアムパートナーにも7年連続で認定。自社クラウドサービスでは、「TIS ENTERPRISE ONDEMAND Service」を2010年から展開している。

 一方のセキュリティ事業についても、1999年から取り組みを開始。診断からコンサルティング、各種セキュリティソリューションの導入まで幅広い領域に対応してきた。さらに2016年には、Trustwaveと業務提携し、日本市場でグローバルレベルのセキュリティサービスを提供しているという。

 今回TISは、Platform Squareブランドの立ち上げに伴い、クラウドとセキュリティの両翼を備えたプロフェッショナル部隊として「プラットフォームサービスコンサルティング部」を新設。AWS認定ソリューションアーキテクトをはじめ、クラウドとセキュリティに幅広く精通し、システム導入の上流工程を担うメンバーにより、顧客のニーズに応えていくとのこと。

 なおTISでは、クラウド、セキュリティ関連の全ソリューション、および各分野のスペシャリストを集結させ、クラウドとセキュリティのスペシャリストを、2020年までに、現在の1.5倍となる300名に増強する考え。あわせて、さまざまなソリューションの組み合わせによって新規サービスを創出し、200億円の売上を目指すとしている。