ニュース

CTC、「VMware Cloud on AWS」の構築運用支援サービスを提供開始

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は22日、Amazon Web Services(AWS)とVMwareが共同で開発した統合クラウドサービス「VMware Cloud on AWS」について、運用支援サービスが可能なマネージドサービスプロバイダー契約をVMwareと国内で初めて締結し、VMware Cloud on AWSの取り扱いを含めた構築支援および運用支援のサービスの提供開始を発表した。

 VMware Cloud on AWSは、サーバー、ストレージ、ネットワークなどVMwareの仮想環境をAWSで構築し、稼働させるクラウドサービス。VMware製品を使用してオンプレミス環境を構築していれば、AWS上のクラウドもオンプレミスと同等に管理することができ、AWSクラウドへの移行、クラウドを使用したDR対策、スケールアップによる高負荷への対策などを効率的に実現する。

 また、AWSの負荷分散やデータベース、サーバーレスコンピューティングなどのサービスとも連携することで、既存オンプレミス環境の機能拡張も可能となる。

 CTCでは、VMware製品を使用した大規模なシステム構築・運用やクラウドサービスの提供について既に多くの実績があり、「VMwareソリューションプロバイダ」および「VMwareクラウドプロバイダ」の両パートナープログラムで最上位のプレミアレベルのパートナーになっていると説明。また、2012年にはAWSの環境構築・運用サポートサービス「CUVIC on AWS」も開始し、2017年にAWSのパートナープログラム「AWS パートナーネットワーク」でも最上位「AWS プレミアコンサルティングパートナー」に認定されている。

 CTCでは今後も、VMwareおよびAWSとのパートナーシップのもと、顧客に最適なハイブリッドクラウドの環境を提供することで、業務の効率化に加え、デジタルトランスフォーメーションを支える柔軟なIT環境の構築をサポートしていくと説明。VMware Cloud on AWSを、VMwareを活用して大規模なオンプレミス環境を運用する企業を中心に展開し、3年で30億円の売上を目指すとしている。