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東芝デジタルソリューションズ、過去の膨大なデータを生かして問題解決を支援する「RECAIUS ナレッジプラットフォーム」
2018年10月17日 12:02
東芝デジタルソリューションズ株式会社は17日、東芝コミュニケーションAI「RECAIUS(リカイアス)」の新製品として、熟練者の知見とセンサーデータを活用し業務を支援する「RECAIUS ナレッジプラットフォーム」を提供開始すると発表した。
RECAIUS ナレッジプラットフォームは、レポート/マニュアルなどのテキストデータや、センサーなどの数値データを統合して状況を把握・認識し、現在の状況に類似した事例を提示することで、発生した問題の解決や未然の防止を支援するソフトウェア。
製造や接客、医療・介護などの業種において、過去の事例を参考にしたい場面は往々にしてあるが、資料やデータなどの情報が多すぎる、また整理されていないなどの理由により、欲しい情報にたどりつけないことがある。
しかしRECAIUS ナレッジプラットフォームでは、問題発生時に事例や解決のヒントを提示してその解決を支援したり、現在の状況に類似した事例を検索し、問題発生に先手を打って対策できるようにしたり、といったことが可能になるという。また、事例を分析して体系化し、知見として蓄積する機能を備えているとのこと。
具体的な活用例としては、製造業の現場で製造装置の不具合が発生した際に、保守員が不具合の状況をテキストでインプットすると、センサーデータなどの情報と統合して現在の状況を認識し、近い事例や事例を絞り込むために調べるポイントを提示する、といったシーンを想定。こうした仕組みにより、不具合の対応経験がない保守員でも、経験がある保守員と同じように保守業務を遂行できるとした。
なおRECAIUS ナレッジプラットフォームはRest APIでの提供となり、ユーザー企業の業務内容や利用端末に合わせて、さまざまなAI業務支援ソリューションに活用できるとしている。