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IIJ、セキュリティ監視・運用サービス「IIJ C-SOCサービス ベーシック」を提供

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は11日、IIJが提供する各種セキュリティサービスから収集したログを監視・分析し、検知したセキュリティインシデントの対応や対応策の提示を行う「IIJ C-SOCサービス ベーシック」を10月1日に提供開始すると発表した。

 IIJでは、セキュリティサービスや顧客運用機器のログを収集・分析し、サイバー攻撃などセキュリティインシデントの検知・対応や、対応策の提示を行う「IIJ C-SOCサービス」を、2017年3月から提供している。同サービスでは、IIJ独自の情報分析基盤をベースに、セキュリティのエキスパートが膨大なログからセキュリティリスクとなる重要なイベントを識別することで、企業がセキュリティ専門の要員を自社に抱えることなく、情報漏えいなどのセキュリティ事故につながるリスクを防ぐことができる。

 新たに提供するIIJ C-SOCサービス ベーシックでは、セキュリティポリシーやシステムの重要度を鑑み、24時間365日のリアルタイムの対応は不要とする顧客のニーズに応え、ログ分析を一定時に行う定時・定期分析を実施する。月額料金をIIJ C-SOCサービスの約50~60%と安価に設定することで、セキュリティリスクを長期間放置せず定期的に把握・監視しながら、コスト抑制も実現でき、中堅・中小企業でも導入しやすいサービスとしている。

 IIJ C-SOCサービス ベーシックでは、IIJが提供する各種セキュリティサービスのログ収集、集約したログを情報分析基盤と連携させ、セキュリティインシデントを検知するログ分析(1日2回)を提供。分析結果は、メールやチケット(インシデントの対応記録や問い合わせ、機器のメンテナンスなど、顧客とのやり取りを記録したもの)により、インシデントの発生有無を通知する。また、インシデントを検知した場合は対策を提示し、対象となるIIJサービスに対して、必要に応じてセキュリティアナリストが設定変更を行う。

 対応時間は平日9時~17時30分。利用料金は月額29万9000円から。