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IIJ、テレワーク環境のセキュリティリスクを可視化するアセスメントサービスを提供

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は27日、テレワーク対象社員のクライアント環境を調査・診断し、セキュリティリスクの把握と可視化を実現する「IIJテレワーク環境セキュリティアセスメントプログラム」を、同日より提供開始すると発表した。

 IIJではこれまで、20年以上にわたってリモートアクセスサービスを提供しているほか、セキュリティオペレーションセンター(SOC)でのリモートアクセスシステムの脆弱性分析や攻撃動向の監視などを通じ、多角的な視点でのサービス開発、セキュリティ対策に取り組んできたという。

 今回発表された「IIJテレワーク環境セキュリティアセスメントプログラム」では、こうしたサービス運用実績とセキュリティ対策の知見をもとに開発した、IIJ独自のアセスメントシートを利用。顧客企業のテレワーク環境に対してリスクアセスメントを実施する。

 具体的には、テレワークを実施する社員の通信環境や使用PCなど、クライアント環境についてのアセスメントを実施。結果レポートでは、セキュリティ脅威別(情報漏えい、不正アクセス、マルウェア感染)”、“対策別(PC設定、ネットワーク設定、紙管理)に、各項目の達成度を表し、それをもとに推奨対策を示してくれる。

 顧客企業はこのアセスメントを利用することで、テレワーク環境の現状を正確に把握してセキュリティリスクを可視化し、迅速かつ安価に対策を立案可能になるとのこと。また、テレワークシステムの見直しやセキュリティポリシーの策定など、アセスメントの結果を受けた今後の対策をIIJが支援することも可能としている。

 価格は、1テレワークシステムあたり20万円(税別)。キックオフミーティングから結果報告会まで、およそ1カ月での提供を見込んでいる。なお、こうしたミーティングや報告会などを含めて、すべてオンラインでの提供になるとのことだ。

分析結果レポート 参考イメージ