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OSK、業務の自動化適用範囲を拡張する統合業務パッケージ「SMILE V」新版

 株式会社OSKは、統合業務パッケージ「SMILE V」の新版「同 Ver1.3」を9月20日に発売する。RPA機能を強化するほか、11月に新たな情報系モジュールを追加し、自動処理が可能な業務範囲を拡大するという。

 今回の新版では、ユーザー企業の業務に合わせたカスタマイズを行える開発ツール「SMILE V Custom AP Builder」を使うことで、定期的な共有フォルダ/メールボックス監視、データ取り込み、メール送信に対応し、自動化範囲が拡張される。

 また11月20日には、OSKの情報系ブランド「eValue」で提供されている、「ドキュメント管理」「ワークフロー」「スケジューラ」「コミュニケーション」といったモジュールを、基幹系のSMILE Vと同じ基盤で動作する「Vシリーズ」として発売する予定。同社では、これらの情報系モジュールと基幹業務の密な連携により、内部統制による業務の精度向上と、さらなる自動処理の範囲拡大を実現するとしている。

 OSKでは自動化の利用例として、「前日の営業時間終了後にメールで受け取った受注データを自動で取り込み、翌朝、受注日報PDFとして担当者にメール送信する」「勤怠状況から残業時間の多い従業員を検出し、該当する従業員とその上長に警告メールを送信する」「従業員に小口の締めを知らせるメールを自動送信。上長には、ワークフローの承認待ちがあった場合、催促メールが送信され、承認が済むとそのまま銀行振込データ、会計データの作成処理が行えるようにする」といったシーンを挙げている。

小口業務の自動化イメージ

 また、その他の強化ポイントとしては、回収管理・支払管理における「相殺入力支援機能」(販売)、財務ハイライトなどの出力が可能な「管理会計レポートオプション」(会計)、70歳以上被用者管理などの法改正トレンドへの対応(人事給与)などを行っているとのこと。

 価格(税別)は、基幹系モジュールの販売が50万円から、会計が25万円から、給与が25万円から、人事が40万円から。情報系モジュールは、ドキュメント管理が25万円から、ワークフローが55万円から、スケジュールが15万円から、コミュニケーションが15万円から、などとなっている。