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SCSKとJMAC、生産管理テンプレート「atWill Template」に品質管理機能を追加

 SCSK株式会社と株式会社日本能率協会コンサルティング(以下、JMAC)は28日、SCSKの生産管理テンプレート「atWill Template」に、ISOの要求事項を踏まえた品質管理機能を標準装備したと発表した。すでに提供開始されている。

 atWill Templateは、SCSKがこれまで培ってきたノウハウから、製造業に必要な業務機能を「テンプレート」として抽出することにより、企業独自の強みを生かした変化に強いシステムを迅速に構築できるもの。

 さらに、高速開発ツールを利用してプログラムレスでオリジナル機能を追加し、業務に合わせた生産管理システムを短納期・低コストで提供可能な点も特徴とした。

 一方で品質管理機能とは、企業全体の品質を見える化し、品質改善に向けた業務を支援する機能。昨今、品質管理は製造工程だけなく、企画や設計といった段階から始まり、トレースまで幅広い領域での管理が求められきたという。

 今回のatWill Template機能強化では、まずは品質計画の立案から情報のデータベース化を実現し、情報の活用環境を構築する。また今後は、顧客のニーズを踏まえたさらなる品質管理システムの提供を目指し、JMACの業務とSCSKのシステム構築ノウハウを生かして、検査実績の自動収集とデータ改ざん抑制(IoT連携)、検査の最適化(AI連携)といった機能も提供していく予定とした。

 なお、品質管理機能の実装にあたっては、JMACが培ってきた製造業を中心とするコンサルティングのノウハウを踏まえており、実務に適用しやすいメニューを用意したとのこと。