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TIS、S/4HANA移行の前提となるUnicode化の改修工数を削減する「SAP ABAP Unicode自動変換サービス」を提供

 TIS株式会社は21日、「SAP S/4HANA(以下、S/4HANA)」へのマイグレーションにおいて、前提となるABAPプログラムのUnicode変換を自動化する「SAP ABAP Unicode自動変換サービス」の提供を発表した。

 SAP ABAP Unicode自動変換サービスは、「SAP ERP 6.0(以下、ERP6.0)」を非Unicode環境で利用中の企業が、S/4HANAへのマイグレーションの際に必要となる、ABAPプログラムのUnicode変換を自動化する。サービスは、企業のSAP ERP 6.0からSAP S/4HANAへの移行を支援する「SAP S/4HANAのりかえサービス」の一部として提供する。

 TISでは、現在、ERP6.0を利用している日本企業は、多くのアドオンプログラムを使用しているため、Unicode化対応におけるプログラムの個別修正に膨大な工数を要すると説明。こうした個別修正を、TIS独自のリライトツール「Xenlon~神龍 Migrator C2J」の技術を応用し、ABAPプログラムの変換の工数・期間の大幅な短縮を実現。サービスを活用することで、変換パターンに合致する箇所への改修が自動化され、改修に関する工数を最大95%削減できるとしている。