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インテック、電子帳簿保存法のスキャナ保存に対応したクラウドサービスを提供開始

 株式会社インテックは31日、企業の帳票類の保管と活用をサポートする電子帳票システム「快速サーチャーGX」に、改正された「電子帳簿保存法(以下、電帳法)」のスキャナ保存の要件に対応するクラウドサービスを追加し、8月1日に提供を開始すると発表した。

 快速サーチャーGXは、企業で大量に出力される多種多様な帳票を一元管理し、さまざまな用途で活用するために開発されたウェブ対応の帳票公開システム。利用者はブラウザーから検索・閲覧でき、社内での利用に加えて、インターネット経由で社外への帳票の公開や共有も行える。

 新たに追加するサービスは、スキャンした書類データ(PDFファイル)を取り込み、タイムスタンプを付与した状態で保管、検索が可能なクラウドサービス。タイムスタンプの付与やPDFファイルの解像度、サイズの自動チェックなど、電帳法のスキャナ保存におけるシステム要件を満たした、低コストかつ容易な導入を可能にするクラウドサービスとして提供することで、企業のペーパーレス化を促進する。

 クラウドサービスのため、ハードウェアの用意や運用が不要でスモールスタートが可能。PDFファイル化したさまざまな書類を電子保管でき、書類データを長期保管できる。誰でも簡単にPDFファイルの登録が可能で、タイムスタンプや検索キーを使って高速検索を実現。電帳法の要件を満たしているソフトウェアのため、安心して利用できるとしている。

 また、今後はシステムから出力された帳票も取り込み、クラウド上で統合的かつ効率的な管理を可能にするための追加機能の提供も予定する。

 快速サーチャーGXの料金(税別)は、月間上限300ファイルの「Sプラン」が月額3万5000円、月間上限1000ファイルの「Mプラン」が月額5万円。初期契約料金は20万円。