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MSYS、RPAツール「WinActor」と連携するAI-OCRソリューション 基幹システムへの入力までを自動化

 丸紅情報システムズ株式会社(以下、MSYS)は13日、NTT-ATのRPAツール「WinActor」と連携し、請求書など非定型帳票の運用を自動化するAI-OCRソリューション「MAI-OCR Powered by WinActor」を発表した。

 MAI-OCR Powered by WinActorは、企業間でやり取りされる非定型の請求書や注文書といった事務帳票をAI-OCRでフォーム判定し、必要項目に印字された活字文字情報を基幹システムに取り込むところまでを、WinActorで自動化するソリューション。

 AIが帳票全体を分析し、必要項目が存在する場所を自動判定してOCRによりデータ化するため、認識対象となる帳票フォームを事前に登録する必要はないという。

 従来、RPAとOCRを組み合わせて利用する際には、個別業務ごとに処置フローの設計・設定を必要としていたが、このソリューションでは、用意された設定画面に初期設定を入力するだけで運用を開始できるとしている。

 価格は250万円(税別)。MSYSでは、WinActorとMAI-OCR Powered by WinActorの提供によってRPAビジネスの拡大を図る考えで、1年後に3億円の売上を目指すとしている。