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NTTデータ、RPAソリューション「WinActor」を一元的に管理・制御するソフトウェアロボット

 株式会社NTTデータは、RPA(Robotics Process Automation)ソリューション「WinActor」をサーバー上で一元的に管理・統制するソフトウェア型ロボット(以下、管理ロボ)を、9月29日より提供開始する。

 WinActorは、Windows PC上で人間が行う操作を「シナリオ」として記録・編集し、自動で操作するソフトウェア型ロボット。NTTアクセスサービスシステム研究所の技術をもとに、NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)が開発し、NTTデータが販売元として提供している。

 従来は、WindowsのクライアントOS上で動作する製品のみが提供されていたが、9月29日よりWindows Server 2016上で動作するサーバー対応型も新たに提供されるという。またラインアップには、シナリオを作成・実行する「WinActorフル版」と、シナリオの実行に特化した「WinActor実行版」(以下、実行ロボ)が用意されている。

 今回提供する「管理ロボ」は、実行ロボやWinActorの動作シナリオを、サーバー上で一元的に管理・統制するソフトウェア型ロボットで、全社的なルーティンワーク業務自動化を容易に推進できるよう、NTTデータが独自開発した。

 具体的には、サーバー上にある個々の実行ロボの状態を監視し、待機中の実行ロボへの業務シナリオの割り振り、実行完了/異常終了などのステータス検知、実行タイミングのスケジュール管理などを実施する。

 これにより、ユーザーは管理ロボのみをチェックするだけで、多数の実行ロボの動作状況を管理できるようになるとのこと。また、管理ロボが実行ロボ全体に作業を最適に割り振るため、使用するライセンス数の削減にもつながるとしている。

 加えて、業務シナリオやライブラリ群をサーバー上で一元管理するため、業務シナリオの異常のチェック、改ざんの防止といった管理が容易になるほか、業務シナリオやライブラリが全社共有されることで、効率的なシナリオ利用や応用開発が促進されるという。

 さらに、BPM(ビジネスプロセス管理)ツールの業務を横断的に管理するソフトウェアとも連携が可能。例えば、全社業務を横断的にプロセス管理するBPMツールが指定したプロセスに至ると、管理ロボを呼び出して業務を自動実行し、その結果を踏まえて次のプロセスに進む、といった連携を行えるので、全社的な業務自動化のさらなる加速を実現できるとのこと。