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B Inc.とさくらインターネット、IoTやAI、ビッグデータを活用したデータ事業で協業

 さくらインターネット株式会社と、jig.jpグループの株式会社B Inc.は26日、IoTやAI、ビッグデータを活用したデータ事業で業務提携すると発表した。

 B Inc.は、オープンデータを簡単に公開できるサービス「オープンデータプラットフォーム(odp)」を提供しており、自治体の持つ統計情報や防災・観光関連のデータなど、主にオープンデータの収集や利活用に強みを持つという。

 一方のさくらインターネットでは、IoTプラットフォームサービス「sakura.io」、IoT/M2M向けSIMサービス「さくらのセキュアモバイルコネクト」、AI・ディープラーニングに適したインフラサービス「高火力コンピューティング」など、データを収集するインフラ、ならびにそれを処理するコンピューティングリソースを提供してきた。

 さくらインターネットが公的機関などに存在するデータを収集してオープンデータとして公開し、それらを分析するためのコンピューティングリソースを提供するビジネスモデル「データプラットフォーム事業」を立ち上げている。

 両社では今回、IoTなどによって各種センサーで収集された膨大なビッグデータをAIが解析し、必要な情報が必要な時に提供される“データ中心の社会”到来を見据えて協業。自治体でのIoT活用、各種データの蓄積やオープンデータ化、ITやデータを活用したまちづくりなどを進めていく予定という。また、データを中心とした新たな社会の構築と、オープンデータによる社会変革に貢献することを目指すとした。