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SAPジャパン、デザインシンキング実践の実績とノウハウを体系化したトレーニングプログラムを提供開始
2018年6月12日 16:15
SAPジャパン株式会社は11日、デザインシンキングのファシリテーター育成トレーニングコースの提供を開始した。
トレーニングコースは、イノベーションを起こすための方法論であるデザインシンキングについて深く学習し、最終的に自身がファシリテーターとして、デザインシンキングワークショップを実践するために必要なスキルを身に着けることを目的としたもの。
SAPでは、2004年にソフトウェア開発や自社ビジネスにデザインシンキングを取り入れ、組織的に推進してきており、2012年からは顧客との共同イノベーションの手段としてデザインシンキングを提供している。提供するトレーニングコースは、この15年にわたる実績とノウハウをベースにしている。
SAPジャパンでは2017年から、主にSAPユーザーを対象にトレーニングコースを提供しており、受講者数はすでに300人以上に達している。今回、SAPソリューションの導入有無に関わらず、すべての業界・規模の企業を対象とした公開コースとして、本格的に提供を開始。年内で累計受講者数1000人以上を目指す。
トレーニングは2日間のコースで、座学、ワークショップで構成。受講者に対する認定試験も設けており、プログラムを体系立てて一気通貫で提供する。トレーニングプログラムの半分以上をワークショップとしているのも特徴で、ワークショップでは課題解決のためのアイデア出し、ソリューションのプロトタイプ作り、その検証までを実践する。課題はIT関連のものである必要はなく、実際にトレーニングをすでに展開している他国の受講者は、非SAPユーザーが過半数となっているという。
受講においては、クラスルーム形式のトレーニングに個人で申し込む方法のほか、一企業で10人以上の参加になる場合は、個別に日程を組むことも可能。また、1社向けにワークショップだけをプログラムした「Design Thinking 体験ワークショップ」も提供する。
トレーニングコース「THINK1 Design Thinking」は、クラスルーム形式の場合、日数は2日間(9:30~17:00)、実施予定日程は1カ月に約1回開催予定、言語は日本語。提供価格は1人あたり13万4000円(税別)。一社向けトレーニングは、対象人数が10人以上、日数は2日間(9:30~17:00)、言語は日本語。概算費用は140万3600円(税別、10人参加時の参考価格)。1社向けDesign Thinking 体験ワークショップは、対象人数が10~30人、日数は1日間(9:30~17:00)、言語は日本語。概算費用は45万5000円(税別)から。
【6/15 訂正】
- 初出時、一社向けトレーニングの概算費用を「116万1600円(税別)」と記載しておりましたが、SAPより価格の訂正がありましたので、金額をあらためました。