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TISがeラーニングをリニューアル、従業員教育をトータルに支援する「てすと君シリーズ」を提供

 TIS株式会社は5日、eラーニングシステム「楽々てすと君」をリニューアルし、「てすと君シリーズ」として提供すると発表した。AI活用やAPI連携といった機能強化に加え、eラーニングのコンテンツ提供、導入企業に合わせたコンテンツ作成支援などの活用支援サービスを追加している。

 てすと君シリーズのラインアップは、1)機能強化したeラーニングシステム「楽々てすと君」、2)従業員教育に必要なコンテンツを、TISがパートナーと協業しながら提供する「学べるてすと君」、3)従業員教育の充実に必要な各種サービスを提供する「おまかせてすと君」の3つ。

 1)では、マートフォンやタブレット端末利用などの学習環境に対応した使い勝手に加えて、AIを使ったコンテンツ作成支援、他システムとの連携を可能にするAPI連携機能、eラーニングの世界標準規格であるSCORMへの準拠、といった改善を実施し、より使いやすいeラーニングシステムとして提供するとのこと。

 こうした新機能は、2018年秋の提供開始を予定する。

 また2)では、各分野の専門家監修の教育コンテンツとコンサルティングを提供する。具体的には、女性活用や育児休業、障害者雇用といった人事・総務系コンテンツ、情報セキュリティや個人情報保護法などのIT系コンテンツ、食品や医療など特定の業界に特化した教育コンテンツなどをそろえたとのこと。今後も、各パートナーと連携し、総務・人事系、IT系、業種特化を軸にコンテンツの強化を実施する方針だ。

 最後の3)では、自社でeラーニングを作成するための支援ソフトウェアや動画配信サービスの提供を行うほか、コンテンツ作成、人事マスタの登録、学習の進ちょく管理などを支援するものなど、企業のニーズに合わせた支援サービスを提供するとした。さらに、顧客のニーズに応じて提供サービスの拡充を順次進める予定。

 TISでは「てすと君シリーズ」について、2020年までに170社への導入を目指している。