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「最短7営業日で実施可能」、TISがマイナンバー関連のeラーニングコンテンツを提供

三菱UFJリサーチ&コンサルティングが監修

 TIS株式会社と三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社は27日、人事・経理、情報システム部などのマイナンバー関連事務担当者と、一般従業員それぞれに向けた教育コンテンツ「マイナンバー・eラーニングセット」を発表した。同日より販売を開始している。

 「マイナンバー・eラーニングセット」は、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが監修した、マイナンバー制度に関する2種類の教育コンテンツ「一般従業員向け」「マイナンバー関連事務担当者向け」をセットにして、TISのeラーニングシステム「楽々てすと君」で受講できるようにするサービス。難解な法制度を音声やビデオを使ってわかりやすく解説していることに加え、業務推進に必要な「ワークフロー」「業務記述書」の例示にまで踏み込んでおり、マイナンバー制度へのスムーズな移行をサポートする実践的な教育コンテンツになっているという。

 このうち「一般従業者向け」では、

・マイナンバー制度とは
・国からマイナンバーが届いたらどうするのか?
・会社にマイナンバーを届け出る必要性(理由)は?
・マイナンバーの目指す未来は?

などの内容を説明する。

 また「マイナンバー関連事務担当者向け」では、

・実務者の定義、役割
・収集にかかわる正しい知識
・マイナンバーの取扱注意事項
・保管や廃棄に関する知識

などを解説しているとのこと。

 事業者はこのセットを活用することにより、最短7営業日で従業員にマイナンバー制度の教育を実施できるという。また、従業員の理解度を測るとともに「教育の証跡」をデータとして把握できる利点もあるとした。

 なおTISでは、マイナンバーに関する教育を素早く確実に実施したい事業者に向けて販売し、2015年度に100社への導入を目指す。

 コンテンツの価格は、1企業あたり30万円からで、利用人数/期間は無制限。別途、「楽々てすと君」の利用費用が必要になる。

一般従業員向けコンテンツの例

石井 一志