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TIS、eラーニング教材に「標的型メール攻撃に関するコンテンツ」を追加

標的型メール攻撃耐性訓練のオプションサービスも

 TIS株式会社は8日、eラーニングシステム「楽々てすと君」において、標的型メール攻撃に関する知識取得を目的とする「標的型メール攻撃に関するコンテンツ」を追加したと発表した。またオプションメニューとして、標的型メール攻撃の実体験ができる「標的型メール攻撃耐性訓練サービス」も提供する。

 今回提供される「標的型メール攻撃に関するコンテンツ」は、“標的型メール攻撃”に関する言葉の定義から、ウイルスの感染経路や標的型メールの確認ポイントまでをわかりやすく解説したeラーニングコンテンツ。これにより、標的型メール攻撃に関する学習の実施や、アンケート機能による理解度の調査を行えるという。

提供コンテンツのイメージ

 また、疑似的な標的型攻撃メールを実際に体験できる「標的型メール攻撃耐性訓練サービス」をオプションとして提供する。 具体的には、マルウェアを含む添付ファイルや、マルウェアに感染させるためのURLリンクを記載したメールを企業に送りつけ、対応を訓練するサービスで、eラーニングと実践的訓練を組み合わせることで、より高い教育効果を実現するとした。

 TISでは、このような教育→訓練→理解度調査のサイクルを繰り返し行うことにより、従業員のセキュリティ意識を高められるほか、実際にインシデントが発生した際の対応の再確認にも活用できるとしている。

 価格は、「標的型メール攻撃に関するコンテンツ」が、ユーザー数1~100名で月額10万円から。「標的型メール攻撃耐性訓練サービス」は、ユーザー数1~100名で1回20万円からとなっている。なお、「楽々てすと君」の既存ユーザーには、「標的型メール攻撃に関するコンテンツ」を無償提供するとのこと。