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TIS、ASEAN地域でSaaS型eラーニングサービスを提供

 TIS株式会社は12日、ASEAN地域でSaaS型のeラーニングサービス「楽々てすと君@CBKB」を10月1日より提供すると発表した。インドネシアで展開するクラウドサービス「Cloud Berkembang(ブルクンバン)」に、自社サービスのeラーニングシステム「楽々てすと君」を実装してサービス化した。

 「楽々てすと君@CBKB」は、日本品質の機能をインドネシアで提供するIaaS「Cloud Berkembang」のインフラを利用し、日本および中国で200社以上への導入実績を持つ「楽々てすと君」をSaaS型で提供するサービス。ASEAN地域では、場合によってはシステム用のハードウェア手配に2カ月以上もの期間が必要になるが、SaaS型のサービスであるため、インターネット環境さえあればすぐに利用できる点や、運用管理者を置く必要がない点などがメリットという。

 また、テストコンテンツ(テスト問題)の作成がブログ感覚で簡単にできるため、外部の専門業者への研修教材作成依頼も不要。メニュー画面が英語・中国語に対応するほか、掲載するコンテンツもUnicodeであればどの言語でも表示可能なので、コンテンツを翻訳することにより、言語が異なる複数拠点にまたがったコンテンツ共有が可能とした。

 TISでは、ASEAN地域の統括拠点である現地法人「TISI (Singapore) Pte. Ltd.」および現地販売パートナーなどを窓口としてサービスを展開し、2015年度末までに50社以上の導入を目指すとしている。

石井 一志