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クラウドエース、GCPを活用したAI・機械学習総合ソリューションプラットフォーム「GennAI」を発表

 クラウドエース株式会社は22日、Google Cloud Platform(GCP)で提供される各種AI・機械学習のサービスなどを、ビジネスシステムから容易に利用可能とする総合ソリューションプラットフォーム「GennAI(ゲンナイ)」を発表した。

 GennAIは、GCP環境で利用もしくは顧客のGCP環境に組み込む形で提供され、その環境上で動作する各種業務システムから簡単にAI・機械学習サービスを利用可能とし、アプリケーションの効率化・高機能化を実現する。プログラムレスでの利用を目指しており、システムの更新・拡張に対しては各種パラメータを介した管理ツールを提供することで柔軟に対応可能とする。

 GennAIは、まず音声処理分野から提供を開始。複数話者に対応した議事録自動化ソリューションをメイン機能として、音声のテキスト化、要約、テキスト化したデータを基にしたレコメンド機能などをエンジンとして提供する。提供開始予定は6月29日。その他、音声処理、画像・映像処理などのモジュールは随時リリース予定。

 また、将来的には、外部システムの連携機能をGennAIを仲介することにより、インテリジェンスなシステム間連携機能を可能とする予定としている。

 クラウドエースでは、GCPでは、音声、画像、映像などを取り扱う各種AI・機械学習のAPIサービスが利用可能となっており、精度・性能の高さからビジネスシステムでの活用が期待されているが、単体でのAPIやライブラリの提供では、業務部門を始めとする技術に特化していないIT担当者にとってハードルが高い領域だという意見も散見されると指摘。こうしたGCPにおいて提供されるAI・機械学習の各種サービスを、ビジネスシステムから簡単に利用可能で、より活用しやすい総合ソリューションプラットフォームとして、GennAIを提供するとしている。