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SCSK、RPA導入をトータルでサポートする「SCSK WinActorソリューション」を提供開始

 SCSK株式会社は22日、エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)のRPA(Robotic Process Automation)製品「WinActor」を活用し、SCSKのIT運用自動化製品やテスト自動化製品など各種自動化ソリューション導入実績のノウハウと組み合わせた「SCSK WinActorソリューション」の提供を開始した。SCSKでは、初年度50社以上への提供を目指す。

 SCSKでは、働き方改革における業務の効率化や生産性の向上などを目的に、RPAの導入を検討する企業が増えているが、多くのRPA導入プロジェクトでは、導入前の検討に時間と費用がかかり、投資対効果を得るのに時間を費やさなければならないといった導入時における問題点や、運用ルールが不明確なまま導入を進めたため管理統制がとれていないロボットの乱立といった運用定着時における問題点が発生していると説明。

 SCSK WinActorソリューションは、こうした導入フェーズおよび定着フェーズにおける問題点を解決するためのサービスを提供し、RPAの導入を検討している企業にも、すでにRPAを導入しているものの十分に活用できていない企業にも適したソリューションだとしている。

 ソリューションでは、WinActorのPoCサービスやライセンス管理サーバー構築サービス、導入支援サービス、WinActor シナリオ作成サービスなど、WinActorの導入フェーズと定着フェーズの各ステップに対応した各種メニューを提供。SCSKの技術者が業務の調査・分析の段階から実際の利用シーンでの運用・保守まで、ワンストップでサービスを提供する。また、SCSKが得意とする各種ミドルウェア(EAI、EDI、BIなど)との連携サービスも提供する。

 SCSKでは同社社内やSCSKグループにおいてWinActorの活用を始めており、勤怠管理システム入力内容と勤務実態との差分確認や、販売製品に関する保守更新通知などの業務において一部自動化を実現。勤怠管理業務においては、確認漏れ防止効果と合わせて、年間300時間以上の作業時間が削減できる見込みだという。