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ソフトバンク、月額10円から利用できる「IoT料金プラン」を発表
IoT向けのLTE規格「NB-IoT」「Cat.M1」を利用
2018年4月26日 13:51
ソフトバンク株式会社は26日、IoT機器向けのLTE規格となる「NB-IoT」「Cat.M1」を利用した接続サービスの提供を発表した。NB-IoTの商用サービスは、国内初としている。
NB-IoTは、低価格化・省電力化に特化し、LTEと共存可能な規格で、最高通信速度は下り27kbps/上り63kbps。Cat.M1は、LTEの一部の周波数帯域のみを利用して、通信モジュールの低価格化・省電力化を実現した規格で、最高通信速度は下り0.8Mbps/上り1Mbps。
ソフトバンクでは、NB-IoTとCat.M1の商用ネットワーク構築完了に合わせて、新たに専用の「IoT料金プラン」を導入。ソフトバンクのIoTプラットフォームと併用することで、契約回線数にかかわらず1回線当たり10KBまで月額10円(税別)で利用できるプランなど、4種類のプランを提供する。
プランA | プランB | プランC | プランD | |
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月額通信料 | 10円 | 20円 | 50円 | 200円 |
月間データ量 | 10KBまで | 100KBまで | 600KBまで | 2MBまで |
超過データ通信料 | 0.6円/KB | 0.4円/KB | 0.3円/KB | 0.2円/KB |
単体プランA | 単体プランB | 単体プランC | 単体プランD | |
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月額通信料 | 100円 | 150円 | 200円 | 300円 |
月間データ量 | 10KBまで | 100KBまで | 600KBまで | 2MBまで |
超過データ通信料 | 1円/KB | 0.5円/KB | 0.4円/KB | 0.3円/KB |
ソフトバンクのIoTプラットフォームの料金(税別)は、初期費用が1万円、月額基本料が1万円(API利用1万コール以下、ストレージ1GB以下)。
ソフトバンクでは今後、株式会社村田製作所やオランダのGemalto、カナダのSierra Wireless、中国のQuectel Wireless Solutionsと、NB-IoTやCat.M1に準拠したIoT機器向けの通信モジュールを順次提供する予定としている。