ニュース

ソフトバンク、月額10円から利用できる「IoT料金プラン」を発表

IoT向けのLTE規格「NB-IoT」「Cat.M1」を利用

 ソフトバンク株式会社は26日、IoT機器向けのLTE規格となる「NB-IoT」「Cat.M1」を利用した接続サービスの提供を発表した。NB-IoTの商用サービスは、国内初としている。

 NB-IoTは、低価格化・省電力化に特化し、LTEと共存可能な規格で、最高通信速度は下り27kbps/上り63kbps。Cat.M1は、LTEの一部の周波数帯域のみを利用して、通信モジュールの低価格化・省電力化を実現した規格で、最高通信速度は下り0.8Mbps/上り1Mbps。

 ソフトバンクでは、NB-IoTとCat.M1の商用ネットワーク構築完了に合わせて、新たに専用の「IoT料金プラン」を導入。ソフトバンクのIoTプラットフォームと併用することで、契約回線数にかかわらず1回線当たり10KBまで月額10円(税別)で利用できるプランなど、4種類のプランを提供する。

ソフトバンクのIoTプラットフォームと併用時の1回線あたり料金(税別)
プランAプランBプランCプランD
月額通信料10円20円50円200円
月間データ量10KBまで100KBまで600KBまで2MBまで
超過データ通信料0.6円/KB0.4円/KB0.3円/KB0.2円/KB
ソフトバンクの通信ネットワークのみ利用時の1回線あたり料金(税別)
単体プランA単体プランB単体プランC単体プランD
月額通信料100円150円200円300円
月間データ量10KBまで100KBまで600KBまで2MBまで
超過データ通信料1円/KB0.5円/KB0.4円/KB0.3円/KB

 ソフトバンクのIoTプラットフォームの料金(税別)は、初期費用が1万円、月額基本料が1万円(API利用1万コール以下、ストレージ1GB以下)。

 ソフトバンクでは今後、株式会社村田製作所やオランダのGemalto、カナダのSierra Wireless、中国のQuectel Wireless Solutionsと、NB-IoTやCat.M1に準拠したIoT機器向けの通信モジュールを順次提供する予定としている。