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インターコム、画面共有などでオンライン商談を支援するツール「RemoteOperator Sales」

 株式会社インターコムは9日、オンライン商談ツール「RemoteOperator Sales」を開発したと発表した。5月下旬の提供開始を予定する。

 RemoteOperator Salesは、営業担当者が自社内やサテライトオフィス、自宅などのさまざまな場所からインターネットを通じて、提案資料やデモ画面などを顧客とリアルタイム共有し、対面さながらの営業活動を実現できるクラウド型オンライン商談ツール。

 利用にあたっては、顧客の端末に専用プログラムをインストールすることなく、Webブラウザ上で簡単に接続を開始できるという。具体的には、顧客がWebブラウザで営業担当者の提供サイトにアクセスし、営業担当者が伝えた接続番号を入力してもらう、といった2ステップで簡単に接続が完了する。

 接続後は、営業担当者の顔や名前を表示して顧客に安心感を与えたり、電話での説明にあわせて資料の該当個所をポインター機能で指し示したりといったことが可能で、訪問営業時と遜色(そんしょく)ないコミュ二ケーションを実現できるとした。説明に用いた資料は、必要に応じて顧客にダウンロード提供することも可能だ。

 さらに、営業グループごとに各種提案資料を共用できる仕組みにより、資料を常に最新に保ち、グループ全体で提案資料の品質を保てる点も特徴。各スタッフの操作履歴を収集・閲覧する機能も備えた。

 このほか、顧客の端末画面を営業担当者が共有し、例えば、Web申し込みが完了するまでの誘導や各種ソフトウェアの操作支援などを行うといった、操作サポートに有効な機能もあわせて提供する。画面の共有範囲は、デスクトップ全体ではなくWebブラウザに限定する、パスワード入力時に一時的に共有をやめる、といったこともでき、プライバシーを踏まえた利用に対応している。

 対応環境は、営業担当者側がWindows 7以降のWindows PCもしくはiPad(iOS 11.x/10.x/9.x/8.4)。顧客側はこれらに加え、Windows Server 2008以降、macOS v10.8以降のPCやサーバー機と、iOS 9.x以降のiPad/iPhone(iOS 10.xを推奨)、Android端末(Android 5.x以上を推奨)でも利用できる。

 参考価格は、オペレーター(営業担当者)1人あたり月額1万円(税別)で、課金開始月より3カ月の最低利用期間が設定されている。